皆様、コロナウイルスの感染拡大で世界中が不安な気持ちに包まれ、心穏やかに過ごす事ができない日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか？
皆様の中にも、生活ががらりと変わられた方もいる事でしょう。
公式にも発表されましたが、地球ゴージャス『星の大地に降る涙』も、政府からの自粛要請により3月10日と11日の2日間の公演中止が決定しました。
詳細は公演公式ホームページをご覧ください。
様々な公演やコンサートやライブ、商業施設などが休演または中止になっていて、その莫大な損害額を目の当たりにする主催者の皆様の気持ちを考えると、本当に胸が苦しいです。
もちろん国民の命と健康を守ることが最優先です。
しかしその損害によって、生活を苦にする方達が今後増えていくかもしれないと思うと、一体何をする事が1番正しい事なのか、私の頭では益々答えが見つかりません。
ウイルスに対する薬や最善の対応が見つかる事を、ただひたすらに願い、待つのみです。
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『星の大地に降る涙』は稽古場での熱い稽古を終え、いよいよ劇場に入ります。
再演に向けて、演出・出演の岸谷五朗さんはとある難民キャンプに行かれたそうです。
そこで受けた衝撃や見た事実を、再演の台本にしっかりと込めたそうです。
初演の10年前から何も変わらないこの世界に、岸谷さん自身も悲しみと怒りがより深いものになっているのだと思います。
岸谷さんは演出家としても役者としても、お人柄も、心から尊敬する方です。
岸谷さんの作品への思いの強さに私も感銘を受け、大切なテーマを皆様にしっかりとお伝え出来るよう、ステラとしての役割を果たしたいと思っています。
主演の新田真剣佑さんも素晴らしい俳優さんで、初めての通し稽古で、私は驚きと感動でいっぱいになりました。
強いエネルギーとまっすぐな感性に、絶対に負けられないと思いました。
キャストスタッフ1人1人のプロ意識の高さ、そして岸谷さんと寺脇さんの思いに心から賛同し、同じ場所へ向かっていこうという強い結束力。
温かく、素晴らしいカンパニーです。
皆様の心に深く残る作品になるよう、私も一回一回の公演を命掛けで挑みたいと思っています。
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3.11の時にも思いましたが、こんな時期だからこそ、皆さまに生の演劇を通して感動を与え、生きる活力を与えることが私たちの仕事。
表現の場が今月全て無くなってしまうかもしれないと思うととても辛いです。
けど、このまま感染がますます広がり、多くの尊い命が奪われてしまう事は、もっと悲しい。
だからこそ今は政府が決めたこと、主催者の皆さまが決めた事を、私たちはしっかりと受け止めて従っていくしかありません。
日々様々な情報が錯綜し、公演スケジュールに関しても突然の変更が今後もあるかもしれない中で、観劇予定の皆様にご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ありません。
皆様どうか、ご観劇前に必ず公式ホームページをご覧ください。
私もInstagramで決定事項を迅速にアップします。
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写真は、オーパスワンの匂いをひたすら嗅ぐ私。
photo by愛加あゆちゃん
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