中日を迎えました。
ここまで、あっと言う間でした。
正直、今日の公演は休み明けで体は元気なはずなのに、若干チカチカ星が見えました...。笑
マリーを全力で生き抜くことは、そして12キロのドレスで歌う事は、とてつもないエネルギーを消費します...。
定期的に行われているPCR検査も全員陰性、常に感染対策を気を遣っている皆さんの努力の賜物です。
とは言えどこでどう感染してもおかしくない状況はまだまだ続いています。
気を緩めずにしっかりと、休みの日は自粛を心がけて生活したいと思います。
一回の公演でかなり体力を消耗するので、家に帰ってすぐに塩風呂で体を温めます。
どっさり汗が出るしツルツルになるし、お清め効果もありそうなので、公演後のお塩たっぷりのお風呂は必須です。
お塩は普通に、博多の塩です。
これを一回に3分の1袋入れるので、もはや海です。
喉は今ところ、とても調子が良いです。
私の声について少しお話させて頂きますと、
私は2014年ごろから、それまで作品続きで酷使しすぎていた声帯に不調が見え始めました。
いわゆる声帯結節というものです。
声帯にいくつも結節ができてしまえば即手術なのですが、私の場合片側に緩やかなカーブが一箇所だけで、医学的には手術の必要は早急には無いとの事で、お薬で抑えながら公演を続けていましたが、自分にとっては、声が出ないわけじゃないのに違和感しかない中で歌うという苦しい日々でした。
出産のため約1年3ヶ月のお休み期間を頂きましたが、それだけの時間があれば声帯も自然回復するとの事でしたので、妊娠中でお薬も使えないので、お医者様と相談のもと自然治癒を目指しました。
声を休めば休めるほど結節はほとんど形が無くなっていったのですが、復帰作の稽古中に再び同じ場所に結節を作り、前回のMAでも、博多座初日のたった2日に声を枯らしてしまい、もういよいよ手術しか方法はないかと考えていたのですが、
色々なボイストレーナーの方に相談し声を聞いてもらっていた中で、根本から発声を変える事にチャレンジしてみる事にしたのです。
今の私の声は、昔の声、歌い方ではありません。
自分にしか分からない事かもしれませんが、
以前より音域が広がってマリアやクリスティーヌを歌いきれるようになったのも、前回のMAよりも声帯が疲労しないのも、昔に戻ったのではなく、新しい自分の発声と出会ったからなのです。
何故こんな話を思い切ってブログに書こうと思ったかたと言うと、関係者や共演者からよく、産後ようやく玲奈らしく戻ったねと言われる事があまりにも多いからです。ファンの方もお客様も、出産が声に影響していたと思っていた方が多くいらっしゃると思います。
今後子供を授かるミュージカル女優さんや、そして第二子を望む私自身も、世間から出産と声の関係に負のイメージを抱かれてしまうことが心苦しく、まずはここでお話しようと思いました。
いずれ公の場でもお話するかもしれません。
現在も変わらず、私の声帯には同じ場所に緩やかなカーブがあり、仲良く共存しています。
どんな感情の時も、表現を声だけに頼るのではなく、一ヶ月の公演を乗り切る為に喉を労りながら大切に公演を続けているので、とても元気です。
まだまだ努力を続けながら今年も健康な声帯で活動できるよう、新たな自分を大切にしていこうと思います。
明日もマチネ、久しぶりの昆ちゃんマルグリットです?
後半戦、頑張ります!!