RENA's MESSAGE

41回目。

マリーアントワネット、博多座にて遂に開幕しました。
私は15日に初日を迎えましたが、その日のお昼はゲネプロがありました。
そのゲネプロ終わりでもリーヴァイ氏の音楽的な手直しがあり、例えば前奏が追加、カット、マリーのソロのキー変更を私の初日でぶつけ本番(このキー変更に気付いた方がいらっしゃったらすごい!)などなど、初日の幕が開くギリギリまで素晴らしい作品にすべく、舞台裏では様々な事が行われていました。
土曜日の初日の幕が降りた時は安堵感でいっぱいになり涙が...。
まだ始まったばかりでもっともっと進化していけるよう日々努力を重ねていきますが、とりあえず事故は起きなかった、舞台進行止まらなかった、という安堵感でした。
演出のロバート氏や、さらにリーヴァイ氏が来日してからは特に、それまで私が抱いていたマリーアントワネット像を大きく打ち砕かれる毎日でした。
「ロマンチックなおとぎ話ではない」「王妃だから、〜はしない、言わない、使わない」という考えを無くしなさいと、強く言われました。
マリーの歌うナンバーのキーの変更やオーケストレーションは、私が今までマリーに抱いていたクラシカルな声色や雰囲気とは正反対のもので、最後の2週間はこの作品に求めるマリーに近付く為に、ただただ必死だったように思います。
舞台装置がオートメーションな事もあり動きは全て細かく決められていますが、
決まりごとが多い中で私らしいマリーをどんどん深め、マリーアントワネットとして自然と呼吸をして、最後までとにかく健康第一で頑張ります

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