皆様こんにちは。
すっかりこちらのブログがご無沙汰になってしまい、ごめんなさい。
猛暑日が続いていますが皆様体調崩されたりしていませんか?
私もよほどの用事がない限りは、日差しの強い時間帯に子供を連れて外に出ないようにしています。
とは言え子供も活発期に突入。
掴まり立ちが始まってから、掴まり歩きとハイハイが急激に上達しはじめたので、室内で赤ちゃんが活発に遊べる施設に連日行っています。
沢山の赤ちゃんたちと会うと刺激を受けるみたいで、すごく楽しそうです。
今年の子供とべったりな時間も残りわずか。
本日からMAの歌稽古が始まります。
先日の取材では作品や役についてたっぷりとお話させてもらいましたが、まだ台本や楽譜がないので、詳しいことは私も正直なところ全く分かりません。
だけどフランスへマリーをめぐる旅に行ってから、脳内が少しずつマリーへと変わって来ている自分がいるのです。
マリー アントワネットに関する歴史的資料や小説は沢山ありますが、書かれている事が違ったり、書いている人によっての解釈が180度違ったりと、事実と言われている事も真実かどうか危うい事だらけ。
だけど暮らしていたお城、閉じ込められてた牢屋はそのままの形で残り、実際に訪れた事で、空気感や匂いや気の流れの様なものを五感で感じた事は、私の中でとても大きな経験になりました。
いくつか会報にお写真を載せましたが、特に印象に残っているのは、処刑される直前までの約2ヶ月間を過ごしたというコンシエルジュリー。
いわゆる刑務所ですが、マリーが収監されていた部屋も、当時と内装は違うものの残されています。
コンシェルジュリーに入ったとたん、飛行機の離着陸時のような急な気圧の変化で耳が抜けなくなり(私は霊感とかはないです)、ムッと湿度が高く、カビ臭さが充満していて、徐々に気分が悪くなりました。
当時はそれに加えて不衛生で下水処理の未発達による悪臭と血生臭さ、ネズミや虫たちで溢れかえっていたそうなので、ここで中庭にも出る事を許されなかったマリーが徐々に体力を失い、過度のストレスや病気で急激に痩せ老けていったというのも納得がいきます。
どんな事を思い、ここで過ごしていたんだろうと考えると益々頭痛がしました。
今まで様々な悲劇の女性を演じてきたけれど、これ程の転落人生を演じるのは初めてですので、心が乱れないようオンオフの切り替えがちゃんと出来ますように...
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